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お知らせ

2022.09.08幼稚園だより

9月巻頭言

長い夏休みを終えて、2学期が始まりました。新型コロナウイルスは、夏休み中も感染が収まらず、各ご家庭では気がかりな思いで過ごされたことでしょう。また、感染された方の中には、高熱を出されたり、なかなか咳が止まらなかったりと大変な思いをされていたと伺い、案じておりました。私自身も夏休み中にコロナ感染を経験しました。幸いなことに本人も気が付かないくらいの軽症でしたが、夜遅くまで対応して下さったお医者様、家まで薬を届けに来て下さった薬局の方、保健所やフォローアップセンターの方々、買い物の心配や差し入れを届けてくれる友人たち、保育に差しさわりがないよう協力し支えてくれた職員たち、沢山の方々に見守られ、助けられている事を感じ、感謝の中での隔離生活でした。8月生まれの子どもたちには、一緒にお祝いができず申し訳ございませんでした。

今年は、3年ぶりに行動制限がない夏休みでした。ずっと会えなかった御親戚に会うことができたり、久しぶりにご家族で夏休みならではの体験ができたりされ方もおられたかと思います。仙台育英高校野球部の監督が、コロナ禍で思い描いた高校生活を送れなかった高校生たちに、それでも苦しい中、諦めないでやってきたことに心温まるエールを送りました。高校生にとっても貴重な3年間です。幼児にとっても、物心ついた時からずっとコロナ禍の中で過ごしてきました。親御さんたちは、制限された生活を余儀なくされる子どもたちへのやるせない思いもあったかと思います。その思いは私たちも同じです。感染者が高止まりしている中、ほとんどの子どもたちがワクチン接種をしていない状況で保育をしていくのはとても不安ですが、子どもたちにとっては戻ることができないこの時を大切にしながら、行事ひとつひとつを考え2学期を進めていきたいと思います。

【今月の聖句】
「あるものは百倍にもなった。」マルコによる福音書4章8節
イエス様はたとえ話として、「種を蒔く人」の話をされました。種を蒔く人はイエス様ご自身で、蒔かれた種はそのみ言葉です。み言葉を聴いて受け入れる人たちは、百倍の実を結びます。子どもたちに蒔かれた種が、沢山の実を結びますように。 園長 桾沢明子