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お知らせ
2024.06.10幼稚園だより
6月巻頭言
新緑の美しい季節になりました。毎年幼稚園では夏野菜の苗をプランターに植え、年長組の子どもたちが水をあげたり、収穫をしたり、お世話をしています。今年は「土のがっこう」でお母様方が枝を編みながら花壇(レイズドベット)を作って下さったので、地植えで苗を植えました。ふかふかの土と、たくさんの枯葉で作った花壇に植えられた苗は、ぐんぐんと大きくなってきています。子どもたちは野菜の絵を描き、プラカードを作り、野菜の名前を確認しながら、収穫を楽しみにしています。
入園、進学から2ヶ月がたち、子どもたちの緊張した顔はほぐれ、どの学年の子どもたちも幼稚園の中で安心して過ごしている様子が見られます。保育時間が長くなり気温も上がってきた今、そろそろ疲れが出てくることでしょう。幼稚園でも風邪による欠席が増え、先日は閉鎖になる学年もありました。
この時期によくお母様方から相談されることは、幼稚園から帰ってからの過ごし方です。習い事もさせてあげたい、友達とも遊びたがる、けれどもそれが毎日続くと親も子どももへとへとになってしまう、夕方から子どもの機嫌が悪くなり、ついついこちらも怒ってしまう、という話です。子どもたちは幼稚園の中で、たくさんの刺激を受けながら、いろいろな事を吸収して過ごしています。降園時は、まだまだ興奮状態でいるので、友達と遊びたがることも多いでしょう。けれども、いつも子どもの願いをかなえるのではなく、大人が主導権を持ち、子どもの様子をよく見て、疲れていると感じる時は、まっすぐに家に帰り、おやつを食べながらでもゆっくりと話を聞き、早めにお風呂に入り、早めに寝るような生活が望ましいです。子どもにとって常に刺激がある生活から、脳を休める時間はとても大切なことです。傍から見るとぼんやりとしているように見えても、周りの情報や経験したことを自分の中で蓄積している時間でもあります。一人ひとり体力や生活経験により疲れやすさに差がありますが、体調を整え、休まないで幼稚園に来られること1番に考え、生活をして欲しいと願います。
6月は天気の優れない日もあることでしょう。室内での遊びは新しい友達や遊びとの出会いがあるとともに、ぶつかることも多くなります。一つひとつ、子どもたちの気持ちに寄り添いながらも、ぶつかりの中で、自分の気持ちがあるように友達の気持ちがあることを伝えていきたいと思います。
またお父様方をお招きして、父の日参観も行われます。普段、お仕事で忙しくされているお父様方に幼稚園での様子をゆっくりと見て頂いたり、我が子との関わりを充分に楽しんで頂いたりしたいと思います。 園長 桾沢明子