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お知らせ

2023.04.28幼稚園だより

5月巻頭言

新緑の美しい季節になりました。園庭では、色とりどりの花が咲き、私たちの目を楽しませてくれます。気持ちの良い気候や花、虫、砂、水などの自然が、新しい環境に緊張している子どもたちの心を、少しずつ解きほぐしています。
「先生、ダンゴムシはどこにいるの?」と聞きに来た子と山で探していると、ダンゴムシに詳しい友達が近づいてきて「こうやって枯葉をめくるといるんだよ」と教えてくれました。その日以来、二人は顔をくっつけてダンゴムシを探しています。砂場では、年長組の子が中心に、大きな山や川を作っています。午前中だけでは時間が足りず、まだ午後も遊びたいと「おべんとうのあとにつづきをするよ。こわさないでね」の看板を立て部屋に戻ります。近くでそれを見ていた年少組の子どもたちは興味津々。大丈夫かな?壊してしまわないかしら、と少しどきどき見ていましたが、それが大切なものだということは伝わるようで、近くまで行き、そっと砂をかけたりはするものも、壊さないよう大切にしていました。自分が遊びたいものを見つけ、遊び込んでいるお兄さん、お姉さんを年少組の子どもたちは傍でじっと見て、真似をしてみたり仲間に入れてもらったりしながら、大いに刺激を受けている様子がみられます。
4月の誕生会では少しの時間、園長とお誕生児の保護者の方と語り合う時を持ちました。幼児期は月齢による発達の差も大きく、4月生まれの子どもたちは、クラスの中でもお兄さんお姉さん的存在になりがちで、そのために我慢をしないとならないことがあったり、周りの友達にどう関わってよいのか分からないことがあったりと、4月生まれの子ならではの悩みをお聞きしました。保護者の方と、直接顔を合わせて話ができるようになったことをとても嬉しく思いました。
また、松沢の保護者の方々が、お互いに声を掛け合い、助け合っている姿を見る度に、とても誇らしく思います。同じ幼稚園に通う保護者として、子どもたちを一緒に見守り育てていってほしいと願います。 園長 桾沢 明子
今月の聖句 
「主よ、お話し下さい。僕は聞いております。」 サムエル記上3章9節