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お知らせ
2020.08.04幼稚園だより
8月巻頭言
今年はなかなか梅雨が開けず雨が多い7月でしたが、雨があがった時は少しでも外で遊ぼうと、職員たちは毎日、天気予報を見たり空を眺めたりしながら過ごしました。
登園時間が日によって違う保育は、保護者の方々も戸惑ったことでしょう。初めのうちはその生活のリズムに慣れずに、午後に登園して来る日は眠そうにしている子もいましたが、だんだん慣れてきて、幼稚園の生活を楽しんでいる様子が見られました。そして何よりも、子ども達が幼稚園に来ることを楽しみに登園し、楽しかったと言って帰っていくことが嬉しく思いました。
職員はこの状況の中で、子ども達にどのような経験ができるか、充実した1日を送ることができるか、と毎日知恵を絞っていました。子ども達の人数が少ないと、まとまりやすかったり職員の手が多いためにじっくりと関わることが出来たりする良い面もあります。そのために例年よりも早い段階で、子ども達が安定して幼稚園を楽しんでいるように感じられました。そしてどんな状況においても子ども達の事を一番に考え、次々とアイディアを出し合いながら、協力して実行していく松沢の職員たちの力に、改めて心強さを感じています。
年長組のお泊り保育は、ウイルスの影響で中止になりました。そこで、子ども達に日常とは違う楽しい経験をさせてあげたいと「わくわくデー」を計画しました。当日は夕方に集まり、みんなでカレーを食べたり、花火やキャンプファイヤーをしたりとわくわくすることをたくさんしたいと思います。
新型コロナウイルスの感染者数がますます多くなり、保護者の方々も不安の中にいることと思います。2学期以降も、ウイルスの感染は当分の間、収束することはないでしょう。今までと同じような保育をすることはできないと思われますが、既成概念にとらわれず知恵を出し合いながら、新しい保育の形を考えていきたいと思います。
今年の夏休みは、いつもと違い不自由なことも多いでしょう。けれどもそのような時だからこそ、じっくりと絵本を読んだり、子どもの話に耳を傾けたり、ゆったりと過ごしてみるのはどうでしょう。2学期に皆さんと元気にお会いできること楽しみにしています。