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お知らせ

2022.03.04幼稚園だより

3月巻頭言

寒さも徐々に緩み、日中は暖かい日差しが届くようになりました。園庭の木々や花々は芽吹き始め、春の訪れを感じます。
2月のお誕生会では、卒園生保護者の方と火星組保護者の方がバレエを披露して下さいました。目の前で繰り広げられた素敵な世界に、子どもたちは目をキラキラ輝かせ釘付けに、そして「素敵だった」「もっと見たい」と次々感激の声が聞かれました。中には自分の学年だけでなく、他の学年のお誕生会を園庭から覗き、その素敵なバレエを目に焼き付けている子もいました。次の日、頂いたバレエの音源を自由遊びの時間に流しました。すると子どもたちが次々に踊りだし、小さなバレリーナで溢れました。年長組では冬季オリンピックのフィギアスケートとバレエとの印象が重なり、お部屋をスケートリンクにして、それぞれが思い思いの踊りを披露していました。男の子も女の子も生き生き踊る姿に、幼稚園の生活の中で、ありのままの自分で良いことや、みんな違っていて良いことを感じながら過ごし、安心して自分を表現できるようになっていることを感じました。
3月19日には、90周年事業の締めくくりとして、ホームカミングデーが行われます。新型コロナウイルスの感染が心配される中、なかなか出向くことができない方もおられますが、温かなメッセージがたくさん寄せられています。中には70年ぐらい前の幼稚園のことをとてもよく覚えておられ、幼稚園での生活がご自分の人生の土台となったことや大変幸せな時間だったことをメッセージとして下さいました。そして100周年の時も、200周年の時も、ここに松沢幼稚園があり、子どもたちに幸せな時を刻んで欲しいと綴られていました。                   
3学期も終わりに近づくと、職員室では1年を振り返り、ひとりひとりの育ちを共有し喜びながら過ごしています。たくさんの可能性を持った子どもたち、幼稚園で仲間たちと様々な困難なことをも乗り越えてきました。神さまと多くの人に大事に愛されてきた経験は、これからの進んでいく道の力の源となることでしょう。春から始まる生活に期待を膨らませながら、仲間と過ごす残り少ない日々を思う存分遊び、大切に過ごしていきたいと思います。  園長 桾沢明子