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お知らせ

2026.02.10幼稚園だより

2月巻頭言

1年のうちで最も寒さが厳しい2月を迎えます。先日は列島を大寒波が襲い、子どもたちは白い息を吐きながら元気に登園してきました。朝の冷え込みが強い時間帯は、お正月遊びなどを楽しみながら室内で過ごしていますが、少しずつ陽が広がると、寒さにも負けず園庭へ飛び出していく姿が見られます。春夏秋冬をともに過ごしてきたクラスの友達との絆が深まり、どの学年も思いきり遊び込む姿が見られることに、私たち職員も嬉しい思いでいっぱいの日々です。
先日の1月生まれのお誕生会には、ミュージシャンの湯澤かよこさんが来てくださり、歌を交えた絵本の読み聞かせをしてくださいました。松沢幼稚園の子どもたちは皆とても落ち着いていて、絵本の時間には集中して耳を傾け、意見を述べる場面ではそれぞれが自分の言葉で思いを伝えることができ、その反応の豊かさを大いに褒めていただきました。特に満3歳児の子どもたちは、入園して間もないにもかかわらず、きちんと椅子に座り、真剣に絵本を見つめる姿に大変驚かれていました。
私自身、どのクラスを訪れても、子どもたちが先生を信頼し、「きっと素敵な話をしてくれる」と期待しながら一生懸命に耳を傾ける姿に、松沢の子どもたちの素晴らしさを感じています。幼児期に「人の話を聞く力」を育むことは、コミュニケーション力や学びの基盤となる力です。その力が育っているのは、幼稚園での毎日だけでなく、ご家庭での温かな会話や、真剣に話を聞いてくださる大人の存在があってこそだと感じています。
どれほど人工知能が発達しても、人と人とが心を通わせながらコミュニケーションをとる力は、これからの時代を生きるうえで欠かせない基盤となる力です。幼稚園という人生の土台をつくる時期に、その力をしっかりと身につけている子どもたちの姿は、とても頼もしく、誇らしく思えました。
3学期も残りわずかとなり、子どもたちはクラスで一年間の楽しかった日々を思い返しながら、「こんなことができるようになった」「こんなに大きくなった」と自分の成長を誇らしそうに話しています。エンジョイデーの1日が、ひとりひとりの成長を分かち合い、お家の方と一緒に、温かく楽しい時間となれば嬉しく思います。園長 桾沢明子