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お知らせ
2023.11.08幼稚園だより
11月巻頭言
今年の夏は例年にない暑さで、10月を迎えても夏日になる日がありましたが、11月も近くなると朝夕に冷たい風が吹き、木々も色づき始め、すっかりと秋めいてきました。
そんな秋空の中、年中、年長組はサツマイモ堀り遠足に行ってきました。サツマイモ農園は、京王線の若葉台の駅から15分くらい歩いた里山にあります。子どもたちは、畑や里山の風景を見て、「これキャベツかな?」「違うよブロッコリーだよ」「柿があるよ。幼稚園と一緒だね」「なんだか銀杏の匂いがするよ」「くさいね」等、会話を楽しみながら歩いていました。今年のサツマイモはとても太く大きくて、子どもたちは掘るのに苦労をしていましたが、それだけに大きなお芋が出てくると歓声をあげていました。お土産のお芋をご家庭ではどのように召し上がったでしょうか。子どもたちの報告を楽しみにしています。
毎年サツマイモ堀りは、他のお客さんと一緒になる公共の電車に乗って出かけます。そのため各クラスでは、出かける前に公共の場に望ましい行動について先生から話を聞きます。そのことをよく理解した子どもたちは、とても静かに電車に乗ることができました。帰りの電車に乗り合わせたご夫婦は「なんてお行儀が良いお子さんたちでしょう。帰ったらお子さんたちを誉めてあげてね。」とおっしゃって下さいました。各ご家庭でも、お出かけの際の望ましい姿をお話しくださっているのでしょう。先生の話しをきちんと理解し、適切な状況判断する力を持っている子どもたちを誇らしく思いました。
園庭の柿もミカンも今年は生り年のようで、たくさん実をつけています。柿が色づくと、「先生剥いて下さい」と子どもたちが持ってきて、美味しく頂いています。またミカンは冷凍ミカンにし、お弁当の後の自由遊びの時に食べました。それがとても美味しかったようで、その後ゲームで「好きな果物は?」と聞かれると「冷凍ミカン」と答える子どもが続出しました。この実り豊かな収穫の時、神様からの恵みを感謝して、11月には感謝祭礼拝を行います。私達はたくさんの物にあふれた中で、また、周りに物があることが当たり前の中で生活をしています。神様が私たちに与えてくださる恵みについて考え、「ありがとう」と言えることを子どもたちとたくさん探していきたいと思います。 園長 桾沢明子