９月巻頭言

夏休みが終わり、子どもたちが幼稚園に帰ってきます。園庭には子どもたちの大好きなフウセンカズラがかわいい果実をつけ、朝顔もたくさん花を付けています。昨年、松沢教会の庭に青と白が混ざった朝顔がとてもきれいに咲いたので、種を分けてもらいました。今年は幼稚園の園庭にもそのきれいな朝顔が咲きました。遊歩道側門の横に咲いていますので、どうぞご覧になって下さい。
なかなか収束に向かわない新型コロナウイルス、２学期が始まるまでには、流行が改善傾向にあることを望んでいましたが、ますます感染が拡大してしまいました。特に感染力が強いデルタ株の流行は、子どもたちにも感染リスクが高いとされています。ご家庭でも不安を感じていることでしょう。実際、保育の現場でも感染拡大の影響は広がっています。少しでも不安のある方はどうぞお休み下さい。幼稚園では、当面の間、学年の交流を避け、園庭、グランド、園舎のすみわけ等、幼児が密集する拠点の分散をしていきます。また、これまでの感染予防対策を引き続き徹底しておこなっていきます。
幼稚園は友達と遊んだり、身体を思いっきり使ったり、集団の中でたくさんのことを経験する場所です。子どもたちがコロナによる様々なストレスを抱えている中、安心してのびのびと自分を表現し、遊べる場所でありたいと願います。そのためには、保護者と幼稚園とがひとつとなり、コロナウイルスを幼稚園に持ち込まないよう十分に気を付けていかなければなりません。感染リスクが高い所への外出はなるべく避け、どうしても行く用事があった時は翌日の登園を控えるなどご協力いただきたくお願いいたします。また、家族や子どもたちにいつもとは違う状態を感じたときはお休みしましょう。とはいえ、水痘症と同じぐらいの感染力を持つデルタ株です。どんなに注意をしていても、感染してしまうこともあるでしょう。たとえ感染者が出たとしても冷静に行動し、ともに祈りあいましょう。
２学期の行事も、子どもたちに今何を一番に考え経験させたいかを職員室で話し合いながら進めていきたいと思います。例年通りではなくても、また新たな発想や経験ができることと前向きに捉え、進めていければと考えます。どうぞご理解とご協力お願いいたします。