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お知らせ

2021.07.20幼稚園だより

8月巻頭言

暑さが日毎に増しており、夏本番もすぐそこまで来ているようです。園庭のミカンの木がたわわに実をつけ、枝がしなってきたので、先日間引きをし、間引いたミカンをお土産として持ち帰りました。割ってみるととても良い香りがします。お魚やサラダにかけてみるのもお勧めです。

例年行っている年長組のお泊り保育は、新型コロナウイルスの影響で今年度も中止になりました。そこで職員室では、年長組の担任を中心に知恵を集め、子どもたちにお泊りと同じような楽しい経験をさせてあげたいと「わくわくデー」を計画しました。目の前にいる子どもたちにどんな経験をさせてあげようかと準備している私たちもわくわく、どんなことが待っているのだろうかと、想像力を膨らませ待つ子どもたちもわくわく。当日は「わくわくデーって本当に楽しいね。」「本当にわくわくするね」との子どもたちの声が聞こえてきて、とても嬉しく思いました。幼稚園の中を隅々まで知っているからこそ、あらゆる想定を考え、雨が降って来ないか空を見ながらぎりぎりの判断でプログラムを進めていくことができたり、例年のようにできないからこそ柔軟で創造的な考えが出てきたり、今年ならではの特別な時間、豊かな経験になったことと思います。そして保護者の方々が、わくわくデーを理解して下さり、共感して下さり、送り出して下さったことにより、子どもたちのわくわくが、より大きなものとなったと思います。ありがとうございます。

明けた月曜日に、何人かの保護者の方からわくわくデーへの感謝の言葉をいただきました。また、家に帰ってからの子どもの様子も伝えてくださる方もいて、職員一同、とても励みになり嬉しく思いました。

感謝の気持ちを日ごろから言葉にして伝えることはとても素敵なことです。親は子どもたちに「ありがとう」と自然に言える子どもに育って欲しいと願います。何かしてもらったときに「ありがとうは?」と促す場面もよく見かけます。けれども「ありがとう」を促して言わせることよりも、周りの大人が日々の出来事に自然に「ありがとう」と言葉で伝えている姿を見て、子どもたちは自然に身に付けていきます。「ありがとう」といっているお母さまの背中を見て、子どもたちは育ってくことでしょう。

長いお休みになりますが,どうぞお元気でお過ごしください。  園長  桾沢明子