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お知らせ

2019.06.06幼稚園だより

6月園だより巻頭言

日ごとに木々の緑が深くなり、初夏の光が輝いています。子ども達が友達と声を掛け合いながら遊んでいる様子を見ると、新しい環境にも少しずつ慣れてきたように感じられます。
園庭の山では、虫が大好きな子ども達が集まり、ダンゴムシを夢中になって捕まえています。初めてダンゴムシを見る年少組の子ども達に、お兄さんお姉さんたちがどこにダンゴムシがいるのか教えてくれたり、一緒に捕まえてくれたりしています。大きな欅の木には、テントウムシの幼虫やさなぎがたくさんつき、昨年から飼っているカブトムシの幼虫は蛹になるために蛹室を作り出しました。また、園庭に落ちている柿の花やバラの花びら、夏ミカンの花 サクランボ等は子ども達の宝物。カップに入れて嬉しそうに見せ合ったり、おうちごっこのお料理になったり、お店屋さんごっこになったりと遊びを展開させています。自然の中には、子ども達がわくわくするような未知の世界がいっぱいです。子ども達は好奇心の塊で、興味深く観察したり触ったりしています。そして関心を持つと、納得がいくまで探究していきます。豊かな自然の中で、実際に触れたり体験したりすることは、子どもの感受性が育ち、様々な知識を身につける能力に繋がっていきます。
年長組はお当番活動が始まりました。前日にお当番バッチを受け取った時から、子ども達は張り切っています。年少組、年中組の時から憧れていたお当番ですので、自分の番が回ってくることがとても楽しみなようです。中には緊張のあまり朝の挨拶をしながら大きくため息をつく子どもや「15分って長いね」と言っている子どももいますが、皆お当番としての自覚を持ち、誇らしげな表情に、年長組らしくなったなと嬉しく感じます。こうしたお当番活動が、周りの人のために、自分が大切な役割を果たしていることを感じ、責任を持ち行動することを学ぶ機会となってくれればと思います。
6月は雨のために室内での活動も多くなることでしょう。お部屋でじっくりと取り組める活動を準備して、楽しく過ごしていきたいと思います。また、お父様を幼稚園にお迎えしての父の日参観も行われます。普段お仕事で忙しくされているお父様方にはなかなか見ていただくことができない幼稚園の様子をゆっくりと見ていただいたり、お子さんとのかかわりを充分に楽しんでいただいたりしたいと計画しています。楽しみにお出かけ下さい。
園長 桾沢明子