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お知らせ
2024.02.13幼稚園だより
2月巻頭言
寒さが一段と厳しくなってまいりました。園庭の夏みかんが成り年のようで、今年は例年よりたくさん実をつけました。子どもたちと一緒に収穫をし、お土産として持ち帰りました。この時期の実は、まだ酸味が強いのですがみずみずしく、「お砂糖をかけて食べたよ」、「お魚にかけたよ」「お風呂に入れたらちょっとピリピリした」等、子どもたちは報告をしてくれました。
昨年の今頃、保護者の方が幼稚園の夏みかんを使って「夏みかんピール」を作り、職員室に持ってきて下さいました。その味がとても上品で、美味しかったので、レシピをお願いすると、ご自分で書いたかわいらしいイラスト付きのレシピを持ってきて下さいました。そこで今年はそのレシピを参考に、夏みかんピールに挑戦!!お弁当時に子どもたちにデザートとして配りました。少し苦みのある大人の味の夏みかんピールでしたが、お砂糖とチョコレートが掛かっていた為、意外と評判が良く、どのクラスの子どももよく食べたそうです。あるクラス担任は「お代わりはないですよね。子どもたちがもっと食べたいとお弁当のふたを閉めないで待っているんです」と言っていました。また、お弁当の後には何人もの子どもたちが職員室のドアを開け、「園長先生ありがとう」「おいしかったよ」「また作ってね」と言いに来ました。オレンジ組の子どもたちは、電車のようにつながって一列になって廊下を歩いていたので、「どこに行くの?」と声をかけると「園長先生にありがとうを言いに来たの」とのこと。それから口々に「ありがとう」と言ってくれました。「おいしかったね」「園長先生にありがとうって言いたいね」「じゃあみんなで言いに行こう」ということで、来てくれたそうです。他にも帰りの門のところで、神妙な顔をして「園長先生、まだ材料が残っているなら、また食べたいので作って下さい」と行って帰っていく子どももいて、子どもたちの可愛い「ありがとう」に胸がきゅんとなりました。
今年度も残り2か月となりました。子どもたちは入学、進級することを嬉しく待つとともに、心配や不安など色々な気持ちで過ごしていることでしょう。その一人ひとりの気持ちに寄り添いながら過ごしていきたいと思います。 園長 桾沢明子