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お知らせ

2020.01.30幼稚園だより

2月巻頭言

厳しい寒さが続くこの頃、子ども達は冷たい空気を肌で感じたり、白くなる息を吐いたり、と小さな体で季節を体感しながら過ごしています。木の芽は膨らみ、年中組が植えたちゅうりっぷは可愛い芽を出し、寒い冬の中でも神様は守って下さり、春の準備をしていることを感じています。
朝の気温が低いこの時期、9時45分迄は園庭には出ずお部屋の中で遊びます。全園児園舎の中で過ごすこの時間は、学年を越えての交流があり、年長組は小さい子ども達が困っていると話を聞いてくれたり、先生に伝えに来たりしてくれます。また、年中組、年少組の子ども達はお兄さんのお姉さんのやっていることに入れてもらったり同じことをしたいと挑戦したりしています。またじっくりと時間をかけて工作をしたり、友達とアイディアを出しながら積み木を組み立てたり、お正月遊びに挑戦したり、遊びが深まっている様子が見られます。その中でもこま回しは人気のある遊びの1つです。年少組は手回しごま、年中組は引きごま、年長組は投げごまと、各学年難易度の違うこまを一生懸命練習しています。すぐに回せるようになる子どももいれば、なかなかコツをつかめないで苦労している子どももいます。けれどもすぐには諦めないで、何度も挑戦し、粘り強く取り組んでいる子ども達の様子や、一生懸命練習して回せるようになった時周りの友達が一緒に喜んでくれる様子に子ども達の成長を感じ、嬉しく思っています。
先日は4月に入園を迎えるスターレットクラスの子ども達が、年少組のお部屋に遊びに行きました。いつもは幼稚園で一番小さな年少組の子ども達ですが、こまを回して見せてくれたり、一緒におままごとや電車で遊んでくれたり、いつもよりお兄さん、お姉さんの表情になり遊んでくれました。また、ほし組園庭開放では、年長の子ども達が小さなお友達と手をつなぎ一緒にリズム遊びをしたり、年長組が今とても楽しく歌っている「カレンダーマーチ」の歌を披露したりしました。ほし組のお母さま方からは、「年長組の子ども達が立派なのに驚いた」「優しくリズムをしてくれて子どもが喜んでいた」と感想をいただきました。各学年の子ども達は、あと2か月で入学、進級することを嬉しく待つとともに、心配や不安など色々な気持ちで過ごしていることでしょう。その一人ひとりの気持ちに寄り添いながら新しい学年への準備をしていきたいと思います。

園長 桾沢明子