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お知らせ
2019.12.09幼稚園だより
12月巻頭言
木々も色づき、日に日に風の冷たさを感じる季節となりました。先日、園庭にいると年中組の女の子が「先生、あげる」と私にモミジの葉っぱを渡してくれました。幼稚園の登園時に拾ってきたのでしょうか。自然の中の美しいものに心を動かされ拾ってきたその素敵な贈り物に温かな気持ちになりました。
神様からたくさんの恵みをいただいていることを感じながら過ごした11月。感謝祭では子ども達が「こんな野菜を持ってきたよ」と張り切って自分の持ってきた野菜や果物を見せてくれました。そして、綺麗に飾られた野菜や果物の前で、礼拝を捧げました。松沢教会の北牧師は、野菜を紹介しながら、神様からいただいた恵みに感謝し、その喜びを分かち合うことが大切だというお話をして下さいました。そして礼拝後、雲柱社、教会、児童館、地域センター、母壁さん、ステイフリー、交番、駅、消防署と普段お世話になっている方々に、学年やクラスに分かれてお届けに行きました。それぞれ自分たちで考えた言葉で、ありがとうの気持ちを伝えてきた子ども達です。
翌日の会食では、年長組の子ども達が野菜を切り、お母さま方に手伝っていただき豚汁を作りました。食べ終わった後、何人もの子ども達が、「豚汁を作ってくれてありがとう。美味しかったよ。」と私の所まで言いに来てくれました。ありがとうの気持ちを言葉で伝えることはとても素敵な事です。普段から温かな言葉や優しい言葉の中にいる子ども達は、自分達からもその言葉があふれ出てきます。その言葉が子ども達に満ち、心を大きくします。感謝祭を通して子ども達の心が育っている事を感じて嬉しく思いました。
幼稚園では少しずつクリスマスの飾りが飾られて、お部屋からは讃美歌が聞こえてきます。クリスマスは神さまが私たちに独り子イエス様を下さった嬉しい日です。その大きな喜びを頂いた私たちは、どんなことができるでしょう。小さなことでも自分達にできることを共に考えながら、感謝の祈りの中でゆったりとアドヴェントの期間を過ごしていきたいと思います。