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お知らせ

2021.11.02幼稚園だより

11月巻頭言

朝晩に吹く風が冷たく、だんだんと日が短くなってきました。子どもたちが持ってくるドングリや色付いた実、葉、アケビ、烏瓜、ザクロ、ヘチマなどをみんなで見たり触ったりしながら、秋を感じています。自然の移り変わりは、五感で感じ取る子どもたちの感性を豊かにさせてくれます。
先月におこなわれました運動会では、保護者の温かな応援の中で子どもたちは自分の力を発揮し、友達と力や心を合わせ、満足感や達成感を味わった楽しい一日となりました。その後も園庭では、運動会の余韻を楽しむかのように、さまざまな競技やダンスをしながら、「運動会ごっこ」を楽しんでいます。同じ学年の友達と一緒に運動会を経験したことにより、共通のイメージを持って次の遊びに繋がっています。当日は緊張や恥ずかしさのために充分に力を発揮することができなかった子どもたちも、「運動会ごっこ」には生き生きと参加している様子も見られ、成長を感じます。来年の運動会ではどんな姿が見られるか楽しみですね。また、運動会までの間、おうちの方に素敵な自分を見せたいとやる気を出して準備したことや、精一杯頑張った姿を見ていただき「頑張ったね」と褒めてもらった経験が子どもたちの自信に繋がっていることを感じます。
次の週は年中組、年長組の保育参加がありました。保育参加は〝見る゛のではなく、一緒に〝参加″して楽しんで欲しいとお願いしていますが、どの保護者の方も子どもたちにしっかりと向き合い、一緒に活動を楽しんで下さいました。保護者の方がその時間を自分のためにだけ使ってくださり、一緒に活動できたことは、子どもたちにとっては何より嬉しいひとときだったことでしょう。周りの大人が何か特別なことをしてくれなくても、自分たちの目線に合わせ、心を寄せ、一緒に共感できたこと、その心地の良い感覚は、子どもたちの宝物になったことと思います。
11月は実り豊かな収穫の時期、神様からの恵みに感謝して、感謝祭礼拝を行います。私たちはたくさんの物があふれる日常が当たり前の生活をしています。神様が私たちに与えてくださる恵みについて考え、「ありがとう」と言えることを子どもたちと共にたくさん探していきたいと思います。                                          園長 桾沢明子