news & topics

お知らせ

2020.11.04幼稚園だより

11月巻頭言

秋も深まり、木々の葉も少しずつ色付いてきました。
先日は天気が心配される中、1日遅れで運動会を行うことができました。今年度は感染症対策として、年少組と年中・年長組に分かれてのプログラムとなりました。子ども達は精一杯自分を表現し思いっきり楽しみましたが、いつも陰ながら支えて下さっているおじいさま、おばあさまにお孫さんの成長を見ていただけなかったことが心残りです。
年少組は初めての運動会でしたが、1学期から踊っているみんなの大好きなリズムやかけっこなどをプログラムに入れ、園庭を広々と使い、楽しんで参加していました。保護者の方々の応援がすぐ近くに感じられたことで、子ども達はリラックスして参加できていたように思います。歌ったり、踊ったり、走ったり、楽しく準備してきた子ども達は「燃えろ!運動会」や「松沢幼稚園の歌」も年少組の子ども達だけでもしっかりと歌うことができました。
年中・年長組はお互いの競技やリズムなどを見て、応援しながら参加しました。年中組は昨年経験した運動会のイメージが子ども達の中に残っているようで、運動会に期待を膨らませ待ち望む姿が見られました。当日はどの種目にも笑顔がこぼれ、保護者や年長組の子ども達に見て貰えるという喜びを感じているようでした。
年長組の子ども達も応援してくれる人たちがいることで心が引き締まり、みんなの心がひとつになって頑張ったように感じます。リレーで見られた子ども達の表情は、競技に真剣に取り組む年長組らしさが見え、成長を感じました。運動会といういつもとは少し違った緊張感の中で自分たちがやったこと、見たことが子ども達一人ひとりの中に経験として積み重なり、これからの成長に繋がっていくことでしょう。
 今年度は新型コロナウイルスの影響を受け、一つひとつの行事を見直していかなければなりません。今まで経験したことがない状況の中で、感染症対策も考えながら、松沢幼稚園ではどのように行事をするのか、子ども達を中心に何を大切にしていくべきなのか、職員で何度も話し合い共有しています。それは大変な作業ですが、本当に大切にしたいものを見直し、確認するチャンスでもあると思います。今後の行事に関しても今までとは違った形となりますが、目の前にいる子ども達により良い経験が積み重ねられるよう考え、進んで行きたいと思います。

園長 桾沢明子