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お知らせ

2020.10.08幼稚園だより

10月園巻頭言

今年の松沢デーは、新型コロナウイルスの影響で例年のように行うことが難しく、それでも松沢デーは残したい、子ども達にいつもとはちょっと違うけれど松沢デーの雰囲気を味あわせてあげたいとの職員の思いから、こども松沢デーを企画しました。子ども達は、幼稚園がお店屋さんになり、みんなが売る人や買い物をする人になるとの話を聞くと、売る物をみんなで作ろうと張り切って準備を始めました。
当日は、お店屋さん、買い物をする人、スライムを作ったりヨーヨーを釣ったりする人の3グループに分かれ、時間ごとに役割を変えて行いました。お店屋さんは商品を並べるところから始めます。どうやったら見えやすいか話し合いながら並べ、「いらっしゃいませ」「○○いかがですか?」の声かけも上手でした。「全部売り切れたのが嬉しかった」と何人もの子ども達がお店屋さんになった喜びを伝えてくれました。お買い物をする子ども達は、カメラ、割りばし鉄砲、風車、こま、フリスビー、マイク、カスタネットの中から好きなものを3品選んで買い物をし、その後、ポップコーンを買いに行きます。年長組の子どもたちは年少組の子どもと手をつなぎ、一緒に買い物をしてくれました。小さなお友達を一生懸命お世話し、自分の買い物を後回しにする子ども、あっという間に3品選んでポップコーン売り場に来る子ども、「ポップコーン売り切れていない?」(全園児分あったのですが)何回も聞きに来る子どもとそれぞれの姿が可愛らしく楽しい会となりました。また職員が何度も配合の実験をして準備したスライムも、当日の朝、膨らまして準備をしたヨーヨーも、子ども達が楽しんでくれた様子に嬉しく思いました。
例年は保護者の方々が企画、準備をし、開催される松沢デーです。忙しそうにしながらも、目標に向かって生き生きと準備を進め、保護者同士の信頼感を深め、松沢デーを迎える様子に感謝と感動を覚えています。そして保護者が幼稚園にかかわることで幼稚園をよりよく知る機会や、他の子どもを垣間見て子どもを深く知る機会にもなっています。今年度はコロナの影響で、保護者の方の幼稚園のお手伝いが難しく、そのような機会が少なくなってしまうことが残念です。また、卒園をした子ども達からは、松沢デーを楽しみにしていたのに行くことができなくて残念との声も届きました。来年度はコロナが収束して、本来の松沢デーが戻ってくることを願っています。

園長 桾沢明子