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お知らせ

2022.01.12幼稚園だより

1月巻頭言

明けましておめでとうございます

2022年が明けました。冬休み、いかがお過ごしでしたか。
クリスマスには各学年で、礼拝と祝会の時を持つことができました。年長組はページェントを、年中組、年少組も可愛い劇でお祝いいたしました。
年長組では、「ページェントは神様に捧げるもの。そしてイエス様のお生まれになった様子をみんなに伝える大切なお仕事」と伝えながらアドヴェントの間を過ごしていました。お部屋で先生から、「どの役も欠けてはならない大切な役」という話を聞くと、子どもたちはそのことを真剣に受け止め、誇りを持って自分に与えられた役を頑張っている様子に心を打たれました。   
ページェントの役を決める時、友人の話を思い出しました。彼女の息子が高校への進路を決める時、親の思いと子どもの思いが違い、どこの学校に進学するか意見が分かれたそうです。すると息子が「僕はページェントの時はお母さんが言う通りの役をしたけれども、高校は自分で決める」と言ったとの事。母の「この役が良い」と言ったことが、“お母さんの言う通りにした”という思いとして9年たっても彼の心の中に残っていたことに驚き、反省したそうです。幼児期の子どもはいつも親の思いに沿いたい、親に喜んでもらいたいと思っています。だからこそ、親は子どもが「自分で決める」という時を大切にし、見守り、支えなければならないと感じます。自分で決めた役、納得した役だからこそ、どの子も自分が大切な役を演じている、主役なのだという気持ちで臨んだのでしょう。そしてその気持ちが集まり素敵なページェントになったと思います。
2学期に経験したことを通して、どの学年の子どもたちも大きく成長してきました。3学期も友だちとの関わりがさらに深まる中で、ますます充実した遊びが繰り広げられるように見守りながら過ごしたいと思います。そして、新しい学年に向けてそれぞれが自信を持って自分の力を発揮することができるように、準備していきたいと思います。                園長 桾沢明子