news & topics

お知らせ

2021.01.14幼稚園だより

1月巻頭言

明けましておめでとうございます

2021年、新年を迎えました。冬休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。今年は,新型コロナウイルスの影響で家族旅行を中止にしたり、帰省を自粛したりといつもとは違うお正月だったかと思います。けれどもそれだけに家族で一緒にいる時間が多く、心が触れ合う時も多かったのではないでしょうか。年末に流れていたコマーシャルで、「今年は何もできなかった」としょんぼりしている父親に「絵本をたくさん読めたじゃない。楽しかったよ。」という娘。何か特別の事がなくても、日常の中で子ども達が充分に満足をすることが出来たら、それで良いのではないかと感じさせられるコマーシャルでした。
昨年、幼稚園では、コロナの影響で色々な事を決断しないとならない日々でした。私たちにとっては初めてのこと、命を守りたい、保育を守りたいと、見えないウイルスに不安を抱えながら、何が正解か分からない状況で、ひとつひとつ職員で話し合いを重ね、保育を進めてきました。3密を避けるために幼稚園と保護者の方々と、コミュニケーションが取りにくく、保護者の方の当たり前だと思っていたことができないストレスや、先行きが分からない不安に寄り添ったり、信頼関係を築いたりしていく事の難しさも感じました。その中で、幼稚園への信頼や感謝を、様々な形で幼稚園に届けて励まして下さる方々に、私たちは本当に勇気を頂きました。   
数年前、家族の病という私にとって大きな試練があり、神様はどうして私にこのような試練を与えたのかとの気持ちに押しつぶされそうになりました。その時、知人が「神様があなたに試練を与えるはずはない。人間とは生きていればつまずきや試練があるもの。その試練に出会った時こそ、神様が付いていて下さり、道を備えて下さっている。神様が示して下さる道を選ぶのはあなたなのよ」と話してくれました。緊急事態宣言が出ている中不安な事も多いと思いますが、神様が道を示して下さる事を信じ、子ども達のより良き成長を考え、保護者の方々と幼稚園が協力し合いながら進んで行きましょう。本年もどうぞ宜しくお願い致します。  園長 桾沢明子